EOS 1DX MarkIIのカードスロットは2つありますが、その1つにとてもマイナーなCFastというメモリーカードを使用しています。
EOSに採用されたので、そのうち普及して値段も下落してくるだろうと思っていましたが、あまり下がっていません。普及もしていません。
私はバックアップも兼ねて2枚のメモリーカードに同じ画像、もしくはJpegとRowをそれぞれに保存するようにしています。そのためMarkII購入時からレキサーのCFastを使用していましたが、そろそろ新しいものに更新する時期になってまいりました。
いろいろと物色しましたが、サンディスクのCFastはMarkIIとの間に相性問題が起こっていたので少し怖いのと、高価なのでパス(CFとSDは信者か!?というくらいサンディスクを使っていますけどね)。レキサーもブランド自体が売却、ほぼ消滅しているようで今は手を出したくありません。あまり気がすすまないけれどトランセド製を買おうかと思いました。128GBで2万円くらいなので、かなり値段もこなれています。
そんな折、いつものようにニューヨークのカメラショップB&HでCFast安く売っていないかチェックしていると、見慣れないものを発見しました。
メモリーカードメーカーとしてソニーは信頼が置ける。値段も安い。送料も12ドル程度で国内配送と大差がない。実際、写真だけのためのメモリーカードだったら32GBで十分です。
そして、日本には未だに登場していないUSB3.1 GEN2のカードリーダーも激安で販売している。私のMacBookProはUSB3.1 GEN2に対応しているので爆速転送が期待できます。
2つ購入でも送料変わらず12ドル程度で、関税もかからない金額なので、合わせてオーダーしました。
北海道胆振地震の影響?到着が大幅に遅延。
札幌に在住している私も40数時間停電し、軽く被災しまいました。そんなこともありオーダーしたことを少し忘れていました。しかしいつまでたっても届かないので国際宅配のDHLのサイトで追跡してみると、近くの郵便局に届いて3日位たっていました。
その郵便局に電話してみると「DHLの発送番号では調べられない」「そもそもDHLってなんですか?」みたいなことを言われてしまいました。とにかく私の住所で海外からの不明郵便物がないか調べてもらうようにお願いすると、数分後に電話がきました。翌日にお届けに上がりますとの返答でした。
まあ、すったもんだありましたが2018年9/3にオーダーして9/18に到着という過去最高の半月という時間がかかり、手元に届きました。
速度はどうか?
一緒に買ったカードリーダーに接続して速度計測してみました。
カタログ最高値にはまったく届いていませんが、CFと比べると十分爆速の数値が出ています。
データ移行時にいつも使っているRapidCopyで20GB程度のデータをMacBookPro内臓のSSDにコピーしたところ1分39秒でコピーできました。
トランスレート(コピーの速さ)は毎秒203.75MBになっています。
ちなみにいつも使っているCFカードサンディスクExtremePRO 160MB/sでのコピーだと以下のようになりました。
トランスレートが毎秒98.34MBになっていました。ソニーのCFastがほぼ倍のスピードでコピーできるようです。
寒さに弱いかもしれません。
私のように氷点下での撮影が多いカメラマンにとってはネックになってしまうかもしれません。
カタログ値で使用可能温度が ー5〜70°Cとなっています。サンディスクのCFastはー20〜70°Cとなっているので、ソニーのCFastは若干寒さに弱いかもしれません。
まだ、冬季使用していませんので、実際に使用した際改めて報告いたします。
台湾製
裏面を見てみると左下にMADE IN TAIWANと記載があります。
メモリーカード事情に詳しくないのですが、ソニー自身が製造しているのか? もしかするとOEMでどこかの会社が作ってソニーにおろしているのでしょうか? どちらなのか興味があります。今度ソニーストアのプロサービス担当者に聞いてみようと思います。
カメラとの相性について
ソニーのグローバルサイトでEOS-1DX MarkIIの動作保証があり、B&Hでのレビューも概ね良好で不具合等の書き込みもなかったので、日本国内での使用レビューがない状態でポチりました。
今のところ問題ありませんが、まだ届いたばかりで本格的使用していないので、この先なにか起こるかもしれません。何かありましたらこちらにて追記していきます。