最強カメラケースPELICAN CASEーペリカン1560ケース レビュー

最強カメラケースPELICAN CASEーペリカン1560ケース レビュー

軍隊にも採用されているハードケース、ペリカン。憧れでした。

スノーボードの撮影ではリュックタイプのカメラバックを使うことがほとんどなので、なくてもいいものなのですが、物欲に負けて現在3種類のペリカンケースを使っています。持っているのは1560、1490、0945。

今回はその中で、もっとも大きい1560を紹介いたします。

ペリカンケースの魅力

かっこいい!

カメラマン目線なのかもしれません。冷静になって考えればただのプラスチックのケースです。

なのですが、メーカーが宣伝に使っている写真で、アメリカ軍人がペリカンを使っているのを見ると、とてもかっこいい。あんな現場でも使えるんだ!なんて思ってしまいます。そんな過酷なところなんて行かないんですけどね。もちろん、プロカメラマンが機材を整理して使ってるのもとてもかっこよく見えます。

ゼロ・ハリバートンもかっこいいのですが、私的にはちょっとやりすぎな感じがします。それに高い。私にとってゼロハリは分不相応です。やはりペリカンケースくらいがちょうどいいです。

強い!

強いです。憧れのミルスペック(米軍標準規格)です。

私自身、PCケースの1490を車のトランクから何度も落としました。アシスタントに落とされても涼しい顔でいられます。もちろん中身はまったく問題ありません。確かメーカーのムービーだったと思いますが、2階からぶん投げたり、車で踏んだり、水に流したりしていました。

飛行機に乗る際、基本的には機材を預けたりはしませんが(何度か荷物だけ他の国へ行っていた事があったので)、どうしても預けなければならなくなった際、ペリカンケースだと安心です。気圧が急変してもケースの内部と外部の圧力差を調整する自動気圧調整バルブがついているのでケースが変形しません。

防湿庫代わり

(左)自動気圧調整バルブと(右)シリカゲル。機材買ったときなんかについてきたシリカゲルをそのままペリカンに入れてるので結構な数が入っている。

普段、ペリカンケースを使わない時は、防湿庫代わりに使っています。私はシリカゲルを何個もペリカンケースの中に入れています。

自動気圧調整バルブにもゴアテックス素材が使われているようで、空気は通しますが水成分は中に入れないようになっているようです。なので内部は乾燥状態に保てます。

この機能のおかげで、防湿庫買うくらいならペリカンケース買う!という自分への言い訳が成り立ちます。

全部運ぶ時はこいつの出番-PELICAN 1560 CASE

長期のトリップに機材全部持っていくときに大活躍です。普段は防湿庫ですが。

購入時、大は小を兼ねると考え、カメラマンがよく使っている1510ではなく若干大きめの1560を選びました。ボディとレンズをすべて入れてもスペースが余るのでストロボなどの機材も同じケースに入れて運べます。

フルに入れるとかなり重くなりますが、キャスターが付いていますので楽に運べます。

かなり傷つきましたがまだまだ使います。ホイールも10年くらい使ってますが今の所大丈夫です。

ディバイダーかウレタンフォームか?

私はディバイダータイプを選びました。

ディバイダーはマジックテープで仕切りを自由に替えられます。機材の更新が頻繁になったデジタル時代の現在はディバイダータイプのほうが良い、という判断です。

ウレタンフォームで機材に合わせてカットされているのは、とてもかっこいいですが、機材更新ごとに作り直しになります。

そして噂ではフォームが劣化すると小さな粉が発生するようです。カメラケースの中で粉が発生するなんて論外です。そう考えるとカメラケースとしてはディバイダータイプ一択です。

あと、リッドオーガナイザーというフタ部分に取り付ける別売りのケースをつけています。小物などはこちらに入れます。

大きさの目安

1560はペリカンの中でも大型ケースの部類に入るようです。一番感じるのが深さが深いことです。EOS 1DX Mark IIはちょうど良い大きさで、頭が縁からちょっと出てぴったり固定できます。しかし、レンズを横にして入れると、結構太さのあるEF100-400mm でも余裕ができてしまいます。移動時に中で動いてしまいます。

私はそんな隙間にケースに入ったエクステンダーやクリップオンストロボ、ブロアーなどを入れて動かないようにしています。

ボディはジャストサイズだがレンズが横置きだと少し余る深さ。

移動時の使用例

ムービー撮影に行く際の使用例を紹介します。記録機材系はすべてこの中に入れられます。

これら以外は三脚とかスライダー、ジンバルなどの特機類だけですみます。

1.EOS-1DX Mark II  2.SONY α7RIII + MC-11 3.EF16-35mm F2.8L II USM 4.EXTENSION TUBE EF12 II 5.EF100-400 F4.5-5.6L IS II USM 6.EF70-200 F2.8L IS II USM 7.EF24-70mm F2.8L II USM 8.Dji Mavic Proコントローラー&バッテリー2個 9.Dji Mavic Pro 本体 10.HUAWEI MediaPad T2 7.0 Pro(Mavic用モニター)、Mavic Pro車用充電器、パーマセル、センサークリーニングキット 11.ZOOM H1、RODE VIDEOMIC GO、液晶用ルーペ 12.7インチモニター、露出計セコニックL-358、可変NDフィルター&ステップダウンアダプター

こちらも便利なリッドオーガナイザー。

リッドオーガナイザー部分にはケーブルやレインカバー、メモリーカード、ウエス、充電器や電池、フィルターなど入れています。

次にほしいのは1535 Air

現状1560の不満点は大きさ。やはり1510のほうが使い勝手が良い大きさのようです。飛行機にも手荷物で持ち込めますし、街での撮影程度なら1560は大きすぎます。

 

数年前にAirというシリーズが発売されて、その中の1535が1510とほぼ同サイズのようで、強烈に欲しいです。おそらく買ってしまうと思いますのでその際もレビューいたします。

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